【評】
当初はモノクロだけの組み写真で少々弱い感じでしたが、そこにカラー写真が入ることで力強さが出て、作品として一変しました。「川上村らしさ」は少ないですが、普段目で見ているだけでは発見できない世界を、ファインダーをとおして魅力的な世界を見出すことができています。仮に水滴の写真が意図的なものだとしても写真としては構いません。過度の演出はいけませんが、きちんと演出できていれば問題ありません。本来モノクロの作品は技術的にはもう少しメリハリが出ないといけませんが、今後の作品づくりにおいて、組み方、アプローチ性、今後の展開への期待が膨らむ作品であり、作者の豊かな感性が感じ取れました。

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